1750 kN/mの高強度ジオグリッドを用いた盛土補強
2015年に、ブラジルのサンタカタリーナ州の州都であるフロリアノポリスで、連邦道路BR 101の南東セクションでの都市交通緩和のため、代替道路が建設された。BR-101は、北部のトウロスから南部のサン・ジョゼ・ド・ノルテまで国土を縦断する、全長4,828 kmに及ぶ同国の主要高速道路だ。この新たな道路の建設時には、泥炭や芝を含む非常に軟弱な土壌に関連する、きわめて困難な斜面安定性の問題があった。工事では、長さ約15 km、高さ最大12 mの最も重要なセクションにある複数の斜面でのすべり安定性を確保するために、高強度のジオグリッドが必要となった。今回紹介する論文では、筆者たちが知る範囲でこの目的用のものとして最も高強度である非常に極限強度が高いポリエステルジオグリッド(1,750 kN/m[120,000 lb/ft])を用いた斜面安定化手段の設計、敷設、そして何よりも重要なその特性について説明する。Read More
ジオシンセティックスを用いた天然資源の保全
天然資源は有限であるか、あるいは、少なくともその再生速度を上回るペースでいとも簡単に消費されてしまう。そのため、天然資源の保全は、実際的な取り組みが求められる問題となっている。ジオシンセティックスは、建設、土木、環境保護といった分野で幅広く利用されており、天然資源の保全を促進する材料としても役立てることができる。Read More
Q&A
GMAテクライン
沈殿物制御のための排水バッグ
GMAテクラインでの質問:排水バッグ(ダートバッグ、沈殿物コンテナバッグ、シルトサックなど)が、建設現場でどのように機能し、侵食制御や土砂管理に役立つかを知りたい。
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低影響開発とジオシンセティックス
現在米国全土で、従来の雨水システムが老朽化しつつある。一方、さまざまな自治体が、雨天事象を管理するための費用効果の高い手段を見つけるのに苦労している。従来型の雨水システムでは、雨や融雪を集めて、これを配管ネットワークを介して近くの水路もしくは排水処理場へと運ぶ方式をとっている。Read More
6/7月号の紹介
コロラド州ヒューゴにおける排水処理システムの改善事例:3つの独立した12エーカーのジオシンセティックライナー付き蒸発池とガスベントシステムで構成される、新たなゼロ排出排水処理場でのプロジェクトを紹介する。
アラスカの低温環境における燃料封じ込め:アラスカ州フェアバンクスのエイールソン空軍基地ならびにフォート・ウェインライトに設けられた新たな燃料貯蔵システムでの、ジオメンブレンを用いた流出物封じ込めについて。
高強度ジオグリッドを用いた盛土補強:ブラジルのフロリアノポリスにおけるこのプロジェクトでは、土壌条件がきわめて複雑であったため、いくつかの建設上の課題の克服が不可欠であった。
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イオニック・インダストリーズ社が、同社初となるグラフェン・ジオテキスタイル製品を発売
100%リサイクルPETを材料とする、ヒュースカー社の新たな高品質ジオグリッド
コマーシャル・メタルズ社が、オクラホマのジオグリッド製造工場を買収
ニュージャージー州運輸局による発泡ガラス骨材の活用状況について
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