小型ソリューションの大きなインパクト
気象データの収集に利用できる軽量マイクロフライヤーが、折り紙に着想を得て開発された。その技術と応用の可能性に迫る。
by Janet Preus
本誌では、太陽光をエネルギー源とする、折り紙の技法からインスピレーションを得た新たな小型デバイス「ロボットマイクロフライヤー」の成果そして可能性について、ワシントン大学の研究者ビクラム・アイヤー博士にQ&A形式で話を聞いた。この技術は、適切なテキスタイル材料における驚くべき機会の創出につながる。 続きを読む
写真の小型太陽光発電式ロボットデバイスは、下降中に折りたたまれた状態になることで、空中での動きを変えることができる。 Photo: Mark Stone/University of Washington.
小型用途に注目する
by Janet Preus
本誌のサイトでは、これまでにない繊維材料やフレキシブル材料の使用のアイディアを頻繁に論じると同時に、よく知られた材料の新たな使い方をとりあげることも少なくない。建物やインフラといった大規模で広範な用途での使用も、その一部だ。ただし今月号では趣向を変え、「小型」の用途に目を向けた。専門性の高い新材料にとって、小型分野への応用は、新たな方向性になると期待される。 続きを読む
AFFOAが、「プロダクトアクセラレーター」プログラムをスタート
米国先端機能繊(AFFOA)がこのたび導入した「機能性ファブリックのためのプロダクトアクセラレーター(PAFF)」プログラムは、高度な機能性繊維製品と技術開発とのギャップを埋めようとする企業に役立つ設計となっている。 続きを読む
侵襲性を改善した、新開発のブレイン・コンピューター・インターフェース
複数の有益な用途で利用されるブレイン・コンピューター・インターフェース(BCI)では、通常、頭皮に取り付けられるか、場合によっては脳に埋め込まれる電極が使用される。一方、より侵襲性が低い新開発の技術では、単に外耳道に配置するだけでBCIが機能する。 続きを読む
SpiralEは、写真の透明モデルが示すように、巻いた状態から広がり、外耳道の形状にフィットする。 Photo: Nature Communications (2023). DOI:10.1038/s41467-023-39814.
生体工学から生まれたカイコの糸を用いたフルレングス繊維
中国の東華大学の科学者チームが、遺伝子組み換えカイコを使用したフルレングスのスパイダーシルク繊維の製作に初めて成功した。このシルクは、ナイロンのような現在多用される合成繊維に代わる、スケーラブルで持続可能かつ、より優れた品質の代替材料になる可能性がある。 続きを読む
遺伝子組み換えカイコが生み出す繊維は、高い強度と靭性を兼ね備える。 Photo: Junpeng Mi.
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