2023年スマートファブリックサミットを振り返る:パート2
知的財産の保護、国際貿易、イノベーション支援、製造における課題といったテーマが論じられたサミットを振り返る。
by Janet Preus
アドバンスト テキスタイルズ協会(ATA)とノースカロライナ州立大のウィルソン・カレッジ・オブ・テキスタイルズが主催する2023年スマートファブリックサミットが4月に開催され、処理する価値のある大量の情報、取り入れるべきアイディア、そしてイマジネーションを刺激するディスカッションの数々がイベントを彩った。 Read more
ノースカロライナ州で行われるあるプログラムは、戦闘機のパフォーマンスに貢献するスマートテキスタイルの研究、開発、生産のためのイノベーションエコシステムとして機能する。画像は、戦闘訓練演習を指揮する米国陸軍特技兵。 Photo: Spc.Joshua Zayas, U.S.Army.
マルチタスクに対応する強力なスマートテキスタイル用技術
自己修復性を持ち、着用者をバクテリアから守り、心電図信号をモニタリングすることもできる、衣類またはウェアラブル用テキスタイルのためのシンプルな金属コーティング処理技術が開発された。 Read more
通気性を持つ特殊な金属レイヤーでのコーティングによって、ファブリックに導電性が生じる。 Photo: Flinders University
産業用ロボットのためのセンシング機能を持つセーター
カーネギーメロン大学の研究チームが、ロボットが誤って作業者と接触した場合に動きを止めるための、ロボット用スマートセーターを設計した。センシング能力が組み込まれていない産業用ロボットでも、このロボットセーターを用いることで、前述の機能を備えることができる。 Read more
Photo: Provided by the researchers, Carnegie Mellon University.
マットレステキスタイルを利用したEVバッテリー
カンザス州のピッツバーグ州立大学にある全米材料進化研究所での研究において、マットレス用テキスタイルを導電性カーボン材料へと変化させることで、充電式リチウム硫黄電池の陽極と陰極に利用できるようにするプロセスが開発された。 Read more
乾燥海藻を材料に用いたストリートウェア
2人のデザイナー、タンギー・メリナンドとドリファ・リフトラが、収穫後に保存されたアイスランド産の海藻を縫い合わせた衣料コレクションを発表した。制作にあたり2人がコラボレートしたのが、アート、ファッション、デザイン、テクノロジーにおける海藻の潜在的用途にスポットライトを当てるためのプロジェクト、SEAWEEDWORKSだ。 Read more
乾燥のため吊るされた海藻。 Photo: Tanguy Cattin.
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