PPEの基本と新たな選択肢の可能性
現在求められるPPE開発を促進するのは、分野横断的アプローチによるイノベーションだ。
by Seshadri Ramkumar
個人防護具(PPE)は、あらゆる状況において、必ず調達すべき必需品となっている。COVID-19の大流行によって、PPE用の新材料の開発の必要性に注目が集まり、さらに、解決策を一つの領域だけに求めるべきではないことが明らかになった。いわば、分野横断的なアプローチの重要性があらためて示されたことになる。 Read more
サーフェス・ビジョン社の検査・モニタリングソリューションは、幅広い不織布生産工程において、典型的な材料欠陥を特定することで、高い品質と一貫性を実現する。 Photo: AMETEK
ヒトコロナウイルスを殺菌するリヴィンガード社の繊維処理技術
スイスの衛生企業リヴィンガード社が、自社のテキスタイル除菌技術により、ヒトコロナウイルス229Eを破壊できることが判明したと発表した。具体的には、同社の技術で処理したテキスタイルで、ヒトコロナウイルスを含むあらゆる種類の病原体を接触によって殺菌できることが新たな研究で明らかになっている。 Read more
FDAがARテックの患者搬送ユニットを承認
ARテックが、米国食品医薬品局(FDA)から、患者隔離搬送ユニット(PITU)の使用に関する緊急承認を受けた。PITUは、COVID-19への感染が確認された、あるいは疑われる患者を一時的に隔離し搬送するユニットとして設計されている。 Read more
FDAの緊急使用承認を受けて供給が開始された、A&Rターポリンの患者隔離搬送ユニット。 Photo: AR Tech.
エリコン社が提供するマスク製造のためのメルトブローン技術
ハイエンド防護マスクの製造や販売を目的としてドイツで最近創業した2つの企業が、欧州市場専用に1カ月あたり5,000万枚の防護クラスFFP1~FFP3のレスピレーターマスクの生産・販売を計画している。 Read more
自宅で育てたセルロースを用いたバイオデザイナーのマスク
多くのマスクは、プラスチック系の材料を用いるように設計されている。一方サム・スタジオは、抗菌セルロースを用いたフェイスマスクの開発に乗り出した。スタジオのバイオデザイナーたちは、持続可能なバイオ生産を行うことで、信頼できる長期的供給ソリューションが実現しうると考えている。 Read more
バイオデザインスタジオが台所で材料を育てた、酢酸菌を用いた防護マスク。 Photo: Elizabeth Bridges and Garrett Benisch, Sum Studio.
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