業界のベテランが語る、ATAメンバーシップの意義と機会
2021年に、ロイ・チズム氏は、テキサス州サンアントニオにあるザ・チズム社のオーナー兼経営者を引退した。キャンバスおよびメタルのファブリケーションを手掛ける同社は、70年前に彼の父により創業された。チズム氏はこれまでのキャリアでいくつかの職務をこなしてきたが、特に初期の仕事は、父が築いた成功を持続する上で、その後も大きな役割を果たしたという。「学び方を学ぶ」という当時培った力を、彼は、三代目として現在同社を経営する二人の息子、ライアンとローガンにも伝授している。
チズム氏は、こう回顧している。「中学生や高校生の頃は、夏休みその他の休暇になるとショップで働いていた。オーニング製作の担当者や機械のオペレーターからファブリケーションの技能をいくらか学んだとはいえ、10代の頃の自分は、職場に必要な存在ではなかった。それでも現場にいたのは、自己管理と仕事の管理方法、働いている人たち、そして同僚との働き方について学ぶためだ。それは、一般的な教育では決して得ることのできない、成長期の重要な体験だった。」
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ATAエマージング・テクノロジーズ会議と業界の未来
ATAが2023年に開催したエマージング・テクノロジーズ会議では、アドバンステキスタイルの市場ならびにその応用における多様性が強調され、さらに、多くの人が構想する未来を各市場で実現するために解決すべき重要な問題が紹介された。エキサイティングな新たな機能の大幅な進展が近く実現すると見られているが、講演者たちは課題をオープンに指摘し、出席者・業界関係者に、協力して解決策を見つけることを呼びかけた。
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利益確保を可能にする、新市場への進出方法
金利の上昇や人手不足など、経済情勢が不安定な現在、新たな市場への進出をどのように、いつ行うか、そもそも行うべきかという判断は、信じがたいほど難しい場合がある。だが、大半の企業が小規模あるいは家族経営であるこの業界では、長期にわたって会社を存続させるには、イノベーション、拡大、そして変化は不可欠だ。
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1月号の紹介
デニム素材のサステナビリティ:定番素材であるデニムだが、消費者にとっての魅力だけでなくサステナビリティを向上するため、その生産方法が変わりつつある。
テクノロジーが可能にするカスタム作業の成功:カスタム作業に役立つテクノロジーの活用は、業務の効率化だけでなく、顧客関係の改善にもプラスとなる。
サプライチェーンの透明性とテクノロジー:ブランドや商品メーカーにとって、サプライチェーンのトレーサビリティは重要だ。その理由、そして技術の現状を紹介する。
アート作品のアップサイクル:パブリックアート展示で用いられた材料が、2024年オリンピック・パラリンピックのテント素材として使用されることになった。
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追悼:ロバート・マクギルブレイ氏
クリス・シャッケルトン氏が、ギルダン・アクティブウェア社の取締役に就任
米国の製造ソリューションセンターが、ビジネスインキュベータープログラムへの参加を募集中
GOZEN社が、セダフ・ウンク・アキ氏を最高プロダクト責任者に任命
SEAMSが、米国内での調達の強化を目指すテックスワールドNYC展示会と提携
デュバルテックス社が、カナダの企業債権者調整法に基づく事業再編の意向を発表
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